はじめのい〜 っぽ

私達には
いつか 伝統木工法の家をセルフ(ハーフ)ビルドで 建てたい
って 野望がありまして
その はじめの一歩として
伝統木工法で只今建設中のお宅におじゃまして
木柱に柿渋をひたすら塗る!! というお手伝いをしてきました
 

伺った家は もともとの地主さんだからか 農家だからか
とにかく めちゃくちゃ 広い!!
土地の単位は ヘクタールで 尾根づたいに自分の土地 という
なんとも桁違いの お宅だったのですが
とても静かなところで 藤棚やら 春の草花が咲き誇り
うぐいすが 得意げに鳴いている とても気持ちいい環境のなか 作業がはじまりました



大工さんがすでに切って溝を刻んだ木柱に
ただひたすら ひたすら 柿渋を塗っていきます
私が刷毛で塗って 旦那が布で塗りこんでいく、、、
ひたすら ひたすら ひたすら
せっせ せ
塗って 10時のおやつになって
塗って塗って お昼になって お弁当食べて
また二度塗り目を塗って 3時のおやつになって
ラストスパートかけて 5時過ぎにやっと 終了〜!!



まあ そんな単なる労働だったかもですが
丸一日空の下 大工さんや設計士さんと仕事をし ご飯を囲みお話をする
そんな過程を経てみると
この 一緒に家を作り上げていく感!! がたまらなく楽しく
そして 大工さんにも設計士さんにも とても親近感が湧いてくる


ここの大工さんは 伝統木工法だからかなんなのか 皆 品がよい感じで
そしてお昼にタケノコを煮てきたり 自分の弁当を手作りしてきたり おちゃめで
いざ 本業の木を刻んだりしてる姿は めちゃくちゃ かっこよい
設計士さんも おしゃれな服を着て机の上で図面を引いてる感じじゃなくて
真黒に日焼けして 現場の指揮をとったり重い木材をせっせと運んだりと
これまた かっこよい
また施主のおばさんからも あなたたちが家を建てるときは 手伝いに行くわね〜
と いやまだ相当先なんだけど、、 と思いつつも 
そういう みんなでつくっていく という助け合う感もまた いいなあと
思いました


私達が塗った木材は 大工さんによって たくさん溝が彫られていて
その溝の形たるや さまざまで いろんな溝があって
いったい これはどう組まれて どう形になっていくんだろう、、
これが カキーン カキーン カキーンと 変身ロボットのように合体していって
ぴったり凹と凸が合致して うまいこと組みあがってて
しまいに 家のかたちになった時にゃ〜 相当気持ちいいだろうなあ〜
と 想像したのでした


家づくり って こういうことかあ〜 楽しいなあ と
もちろんお金のことや土地探しなど大変なこともあるけど
その いい一面を肌で体験できた とても実のある一日になりました


これが私達のはじめの 一歩です